大麦若葉の青汁成分が農薬を分解?!

以前のスタッフブログで『農薬を分解する力がある、奇跡の有機大麦若葉エキス!Part2』
という話があったが、それについて少し補足。

エビデンスが当該ページには書いて無い!とお叱りもあったようなので…

10年前くらい前に『世界を変える100人の日本人!』というテレビ番組でも紹介された、
カリフォルニア大学デービス校の柴本崇行先生の研究結果。

有機リン系の殺虫剤マラチオンなどの溶液に、ある種の大麦若葉エキスを入れると、殺虫剤成分が分解された!
(マラチオンについては、100%分解した)

また、熱処理の大麦若葉エキスでは分解作用が無いことが分かったので、エキス中に含まれる酵素であろうと推測。
後に、他の先生によって「カルボキシエステラーゼ」が作用していることが分かった。

『大麦若葉の青汁成分による農薬の分解』

豬方譲二、ドーラムジャニズ、萩原義秀、萩原秀昭 上山英夫、柴本崇行(日本薬品開発、萩原健康科学研、カリフォルニァ大デーピス・環境毒性学部)

【目的】
現在、各種の農薬が広く使用されているが、残留農薬としての環境への放出が問題となっている。

本報告においては、殺虫剤として広く使用されているマラチオンの大麦若葉の青汁成分による分解とその条件について検討した結果を報告する。

【方法と結果】
農薬マラチオンの30ppm水溶液を調製し、大麦若葉より調製した酵素溶液を加えてpH7.4、5℃で保存し、マラチオンの残存量をガスクロを用いて経時的に分析した。

酵素溶液は大麦若葉の青汁を凍結乾燥したものを水に溶かし、適量のタルクを加え撹伴後吸引ろ過して得た(約3%)。

定期的に試料溶液より適量採取してC−18カラムで精製後、マラチオンを酢酸エステルで回収して定量した。

試料溶液を5℃保存下で3%酵素液を加えた場合、マラチオンの分解率は

1日目で85%、4日目で100%であった。

1%酵素液の場合は4日目で74%、10日目で87%であった。

他方、試料溶液を37℃で保存した場合は3%酵素液は2時間で100%の分解率を示した。

また1%酵素溶液の場合は、4時間で完全にマラチオンの存在がみられなくなった。

なお、酵素溶液無添加のコントロール試料溶液中のマラチオンの量は多少経時的に減少したが、ほとんど注目に値する量ではなかった。

https://ci.nii.ac.jp/els/contents110002795952.pdf?id=ART0003121672

また、防腐剤のソルビン酸も分解することが分かったとのこと。

「熱処理」した青汁では分解作用がなかったのがポイント。

青汁を熱処理すると、青汁中の酵素が失活する!

熱が加わった青汁はダメ!!

ココ大事!

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